―― 6月20日「世界難民の日(World Refugee Day)」とは ――
もともと「アフリカ難民の日」(Africa Refugee Day)でしたが、難民の保護と援助に対する世界的な関心を高め、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)などの国連機関やNGO(非政府組織)の活動に 理解と支援を深める日として2000年の国連総会決議により、「世界難民の日」と定められました。
■日本女子サッカーリーグでは「なでしこリーグカップ2013」第4節の4会場にて、「世界難民の日」に向けた下記アクションを行いました。
・試合前に、なでしこリーグと国連UNHCR協会「てとてプロジェクト」をデザインしたキャンペーンバナーを掲げて両チーム選手が集合写真撮影
・試合会場に、UNHCRの活動について賛同・支援を呼びかける「てとてプロジェクト」ブースを設置
※「てとてプロジェクト」とは、難民支援のために"てとて"をとりあい、世界の難民を支えていこう!という日本発の国連UNHCR協会のプロジェクトです。
※「てとてプロジェクト」ブースでは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の活動や、「毎月倶楽部」(毎月の定額自動引き落としによる継続寄付プログラム)を紹介しました。
■両チームの集合写真と、選手からのコメント
★6月16日(日)INAC神戸レオネッサ 対 アルビレックス新潟レディース
キックオフ13:00 ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)
<INAC神戸レオネッサ>
今回、国連UNHCR協会を通じ世界には不自由な生活を余儀なくされている方がたくさんいることを知るきっかけをいただきました。
そして、私たちがみていた世界はまだまだ狭いことを実感しました。
1人1人が小さなことでも何か支援ができたら、その力は大きなものになるはずです。
そして、きっと多くの人が救われます。
募金、広報活動、物品支援・・・すぐにできることがあります。
世界の人々がみんな自由で平和な生活がおくれるよう、UNHCRの活動をもっと広めていきましょう。
私たちINAC神戸も、協力します。
<アルビレックス新潟レディース>
UNHCR の活動内容は、シーズン前に講話をしていただき、選手・スタッフも理解することができました。人ごとではなく、同じ世界で生活する人間として、そしてアル ビレックス新潟レディースの選手・チームとして出来ることを考え、行動に移していきたいと思います。「すべての難民が、難民でなくなるその日まで」この合 言葉のもと、様々なサポートを行ってまいります。
★6月16日(日)ベガルタ仙台レディース 対 伊賀フットボールクラブくノ一
キックオフ13:00石巻フットボール場(宮城県)
<ベガルタ仙台レディース>
私たちの試合が、世界中のみんなに勇気と希望をもたらせることができるのであれば、私たちはもっともっと走ります。私 たちのひたむきなプレーが世界中の人たちに感動を与えることができるのなら、もっともっとゴールに向かっていきます。私たちはそれしかできないけれど、私 たちはみんな仲間です。手と手をつないで、心と心をつないで、一人じゃないことを夢をあきらめないことを私たちはサッカーを通して表現していきます。そん な身近なところから、小さいところから一歩ずつ始めていきませんか。
<伊賀フットボールクラブくノ一>
私たちがサッカーを出来る ことが、とても幸せな事だし、日々の生活を有り難く思います。貧困・文化や言葉の違いなど沢山の問題はありますが、私達はサッカーを通して諦めない強さと 勇気と希望・感動を与えられるように頑張ります。少しでも希望を捨てず未来への一歩を踏み出すため一緒に頑張りましょう。
★6月15日(土)日テレ・ベレーザ 対 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
キックオフ13:00 Shonan BMWスタジアム平塚(神奈川県)
<日テレ・ベレーザ>
なでしこリーグを通じて、初めて国連UNHCR協会の活動を知り、その活動内容に共感し、自分たちには何か出来る事があるの かと考えました。個人の力は小さいですが、リーグのパートナーとなって頂く事で出来た私たちなでしこリーグのチームとの繋がりから、一人でも多くの方たち にUNHCRの活動を理解して頂き、賛同して頂ける方の輪が広がる事で活動に貢献出来ればと願っています。
<ジェフユナイテッド市原・千葉レディース>
私 達、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは仕事とサッカーを両立させながら、たくさんの方々に支えられ日々活動しています。今回、国連UNHCR協会 となでしこリーグがパートナーになり、世界にはまだまだ多くの難民がいることを知り、自分達がサッカーをする事が出来る幸せな環境に改めて感謝の気持ちを 感じました。UNHCRの活動に共感し、一人でも多くの人が笑顔になれるように「てとて」をとりあい支援の輪が大きくつながれることを願い、サッカーを通 じて働きかけていきたいと思います。
★6月16日(日)FC吉備国際大学Charme 対 スペランツァFC大阪高槻
キックオフ12:00 岡山県笠岡陸上競技場(岡山県)
<スペランツァFC大阪高槻>
今も世界各地で紛争などが起きていて、辛い思いをしている人たちがたくさんいる中で、私たちは毎日ごはんも食べて、 お風呂も入れて、布団で寝られて、普通に生活できていることがどれだけ幸せなことか、改めて考えさせられています。私たちはサッカーを通じて、自分の知ら ないところで避難生活を送る方達がまだまだたくさんいることや、国連UNHCR協会という機関があることを知ることができました。これから、小さな事から でもいいので、自分にできることを見つけて、行動に移していかなければならないなと思っています。
<FC吉備国際大学Charme>
な でしこリーグ開幕前に国連UNHCR協会のビデオを見させて頂いて、初めて難民の人の生活状況や取り巻く環境を知りました。今、私たちが暮らしている生活 とはかけ離れており、大きな衝撃を感じ、このままでよいのだろうかと考えるきっかけとなりました。私たちは、なでしこリーグを通じて、多くの難民の暮らし を少しでも良いものにできるよう、協力していきたいと思います。FC吉備国際大学Charmeは国連UNHCR協会を応援します。
これからも、日本女子サッカーリーグはサッカーを通じて国連UNHCR協会と共にUNHCRの活動を支援してまいります。
また、女子サッカーの社会的役割をより確固たるものにするべく、引き続き取り組んで参ります。
試合会場での「てとてプロジェクト」ブース
■国連UNHCR協会は、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の活動を支えるために広報・募金活動を行っている公式支援窓口です。
国連UNHCR協会についてはこちら
http://www.japanforunhcr.org/
日本女子サッカーリーグとのパートナーシップについてはこちら
http://www.japanforunhcr.org/about/sp/sp_nadeshiko.html
■日本女子サッカーリーグは、女性・子どもが多くを占める難民を支えるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の活動に共感し、この活動の支援の輪を拡げるため、2013年シーズンより国連UNHCR協会のパートナーとして協力しています。
紛争や迫害などで故郷から逃れた人々の数は4200万人以上。同じ地球上で故郷を追われ、苦しい状況下で力強く生きる人々のことを一人でも多くの方にご理解いただき、
日本国内で難民支援の輪がより広がることを願い、働きかけてまいります。
以上