7月11日、12日の2日間にわたり、新人研修会が行われました。
この研修会は「なでしこリーグの一員としての心構えを醸成する」「社会人としても活躍していくために、必要な立ち居振る舞いやマナー等を学ぶ機会を提供する」「女性活躍を推進し、社会に影響力を持つアスリートを育成する」事を目的とし、開催されました。
この研修に参加したのは、今年からなでしこリーガーとしてチームでプレーをする新人選手のほか、昨年までに参加できなかった2年目以降の選手も含めた計56人。座学やグループワークを通して、なでしこリーグの選手として必要な資質を身に付けていきました。
初日は、なでしこリーグ理事長、岩上和道による主催者挨拶の後、一般社団法人日本スポーツマンシップ協会代表理事の中村聡宏氏より「スポーツマンシップ」について講義がありました。良きスポーツマンの姿やスポーツの価値について考える貴重な時間となりました。
2番目の講義は、リーグのトップパートナーである株式会社プレナスより、「アスリートのための食のポイント」についてのお話がありました。試合に向けての食事のとり方や、トレーニング後の食事についてなど、食事を摂ることの大切さを学びました。
3番目の講義は、アンチ・ドーピングについてです。JFA医学委員会アンチ・ドーピング部会の上東悦子氏にドーピングの重要性や違反事例についてお話いただきました。
4番目、1日目の最後の講義は、元国際主審でJFAリスペクト・フェアプレー委員会 副委員長の山岸佐知子氏より、「リスペクト・フェアプレー」についての講義がありました。グループワークを行い、「リスペクトとは?」「誰に?」「どんな時?」とグループの中でたくさん意見を出し合いました。
2日目の最初の講義は、ビジネスマナーについてです。ANAビジネスソリューション株式会社の大月真由美氏に第一印象の大切さや、立ち居振る舞いについてお話いただきました。
その後、NPO法人コーチ道の松場俊夫氏に「キャリアデザイン」について講義していただきました。キャリアとはどういうものなのか、自分自身が大切にしているものは何か、などグループワークを行いながら、自身の価値観を探る貴重な時間になりました。
そして、研修の最後の講義は、公益財団法人日本オリンピック委員会の上田大介氏に「選手とソーシャルメディア」という題材でSNSについてお話いただきました。なでしこリーグの選手として、SNSの活用方法などの術を伝授していただきました。
全講義終了後、なでしこリーグの専務理事、奥田泰久より閉会の挨拶をし、研修会終了となりました。
2日間に渡る研修会を通して、多くのことを学んだ選手たちの今後の活躍に期待したいと思います。
<研修スケジュール>