3月15日(土)、南葛SC WINGSにとって歴史に残る一日となりました。
2014年の設立以来、全国リーグ参入を目指して6度挑戦してきた私たち。
これまで共に戦ってきた選手、監督、スタッフ、そして何より応援し続けてくれた南葛ファミリーの夢が、ついに叶ったのです。
この試合では、南葛SCにとっても心に残る感動的な出来事がありました。
試合前のキックインセレモニーでボールを蹴ったのは、葛飾区で内装施工の会社を経営し、長年にわたって南葛SCとWINGSを応援してくださっている多田さんと、二人のお子さんたちが、試合前のセレモニーに参加してくれたのです。
さらには、南葛SCのオーナー兼代表取締役社長である高橋陽一先生の代表作『キャプテン翼』の必殺技、ツインシュートを再現してくれたのです。高橋先生が見せた嬉しそうな表情が、とても印象的でした。
試合前、多田さんは「まだ子どもたちが小さかった頃、WINGSは小さなグラウンドで、観客もほとんどいない中でプレーしていました。子どもたちとピクニック気分で試合を観戦していたことを思い出します。今こうして、多くの人に応援されるWINGSの姿を見ることができて、とても感慨深いです」と言いながら、2019年の試合の写真を私に見せてくれました。
2019年には10数人しかいなかったWINGSの観客。
しかし、5年後の2023年には「300人大作戦~スタジアムをピンクに染めあげよう!」という企画を実施し、350人を超える来場者が集まりました。
さらに翌2024年の同企画では、関東女子サッカーリーグでは異例となる450人以上の観客が、ピンクの服やグッズを身に着けてチームを応援してくれました。
その歴史を知る多田さんが務めたキックインセレモニーは、私たちの心にいつまでも残り続けることでしょう。
現在、葛飾区では23区初となるJリーグ基準のサッカー専用スタジアムの建設計画が進められています。いつの日か、そのスタジアムのピッチでWINGSが躍動する姿を思い描きながら、まずは今シーズンを全力で戦い抜く決意を新たにしました。
【なでしこリーグ2部 第1節/2025年3月15日 試合ハイライト】
南葛SC WINGS vs SEISA OSAレイア湘南FC
https://www.youtube.com/watch?v=2WEAgY6yobA