こんにちは！つくばFCレディースの藤井志保（#4）です。
緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常に戻りつつあります。
たくさんの方が終息に向けて尽力してくださっていることに感謝しています。

感染が拡大し始めた時には、今年はもうリーグ開幕できないのではないか、
開幕してはいけない状況ではないかとそんなことも考えました。
現在、開幕に向けて各地で動き始めており、とても嬉しいです。

この自粛期間中、自分自身と向き合う時間が増えました。
トレーニングもそうですし、仕事の面でもそうでした。

私はつくばFCのクラブスタッフとして、トップチームの広報・営業を担当しています。
大学卒業と同時に地元大阪を離れつくばFCに就職し、今年で7年目を迎えます。
つくばFCは、茨城県つくば市を拠点とし、
約1700人ほどの会員さんが集う総合型地域スポーツクラブです。
クラブの活動はサッカーが中心で、未就学児から大人まで誰でもサッカーを楽しめる環境があります。
また、女子トップチームだけでなく、関東リーグ1部を戦う男子トップチームもあります。

つくばFCのトップチームの選手たちは全員アマチュア契約です。
(もちろん私もです。お仕事の方でお給料をいただいています)
女子は朝から夕方までフルタイムで働き、男子は朝練をしてから夜遅くまで働いています。

アマチュアではありますが、男子の試合には平均500人の方が応援に来てくれます。
(昨年は最多1000人を超える日もありました)
女子も約300人、過去最多では800人の方が応援に駆けつけてくれました。

この期間中、仕事をする中で感じたことは、こんな大変な状況の中でも、
クラブを応援してくださる方たちがたくさんいるということです。
営業のお仕事でお会いする方も、広報の仕事で関わる方も、
サポーターさんや会員さんも、たくさんつくばFCを応援してくださっています。
改めて「応援される中でサッカーができる幸せ」を感じました。
トレーニングができない中でも、温かい声をかけてくださる方たちがいて、
開幕を待ってくれている方たちがいます。
それは当たり前のことではなく、とても幸せなことだと思いました。
改めて、自分たちは、アマチュアでありながら開幕に向けてしっかりと、
準備しなければいけないと自覚することができました。

私はつくばFCに来て、「応援してもらいながらサッカーをする楽しさ」を知ることができました。
「自分やチームのためだけでなく、応援してくれる方たちのために戦うこと」は、
今現役の自分にしかできないとても貴重な経験だと思っています。
そのことを改めて噛みしめながら、今季の開幕に向けてしっかり準備したいと思います。

私だけでなく、
なでしこリーグやチャレンジリーグに所属する選手たちもそんな思いを今胸に持っていると思います。
スタンドからの声援は本当に力になります。
無観客試合の可能性もありますが、「試合を見て元気が出たよ！」「感動した！」、
そんな言葉をもっともっとかけてもらえるように頑張りたいと思います。
(つくばFCではどうにかサポーターさんに試合の様子をお伝えする手段を考えています！)

こんな時だからこそ、女子サッカーで周りの方たちに元気を届けられるよう、
リーグ全体の選手みんなで頑張っていきたいと個人的に思っています！

Jリーグのように、なでしこリーグ・チャレンジリーグももっと地域にたくさんの感動を届けたいです。
もっともっと女子サッカーの魅力を伝えていきたいです。

6月からトレーニングが再開となりますが、
この気持ちを忘れずにこれからの毎日も大切に過ごしたいと思います。

長くなりましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。